希少部位のはなし
希少部位というものがある。牛肉のシャトーブリアンだったり、マグロの中落ちだったりがそれにあたる。
そして、だいたいにおいて希少部位というのはおいしい。そして高い。それはそうだ。一頭から1~2kgしかとれない、まさに"希少"な部位である。そのへんの肉とはわけがちがう。
ということは。牛肉やマグロの希少部位がおいしいのならば。人間の希少部位もおいしいのではないか。皇城セツナ希少部位フルコース、試していきたいと思います。
①乳首
乳首は本当に希少である。一頭のセツナから2つしかとれない。おそらく10gくらいであろう。
これをメインディッシュにするのはなかなか無理があるので、ふりかけにすることにします。刻んだ乳首とかつお節、海苔、塩、味の素をまぜてごはんにかけましょう。
②かかと
かかとも2つしかとれないが、これは肉厚でジューシーな部位である。レアで焼いてステーキにして食べるのがツウ、といったところだろうか。下処理の段階で胃液をまぶすと酸の力で柔らかくなるうえに、下味もしっかりとつくのでおすすめです。
③鼻
鼻は一頭から1つ、まさに唯一無二の存在である。かるく洗って毛を抜き、中にホワイトソースとチーズを詰めてオーブンで焼いて、仕上げにパセリを振ればおしゃれなグラタンのできあがりです。
グラタンといえば高級でセレブなイメージ、まさに鼻セレブ、ってわけ。
みなさん、今夜のおかずにいかがですか。作ったよ!という方はコメントよろしくおねがいします。